フランチャイズタイムズでは、短期間での成功例が多い他のランキングへの対策として、急成長を遂げ、かつ持続力も備えたフランチャイズを特定するための計算式を特定し毎年「フランチャイズタイムズ ファスト&シリアス」ランキングとして上位40ブランドを発表しています。そのうち、フランチャイズタイムズ・ジャパンが日本の読者にご紹介したい8ブランドを取り上げ、米国フランチャイズトレンドをお伝えしています。
まだ前半の3ブランドをご覧になっていない方は、下記のリンクより是非ご覧ください。
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第28位:Dogtopia(ドッグトピア)
犬のデイケア、ドッグトピアCEOのニール・ギル氏は2015年のCEO就任以来、ペットケアとウェルネス分野でイノベーターとなるよう同ブランドに力を入れてきました。アリゾナ州フェニックスを拠点とする同社は、2021年から2023年にかけてシステム販売が66%、店舗数が45.4%増加しており、その努力は実を結んでいます。ドッグデイケア、宿泊、グルーミングサービスを提供するドッグトピアは、2023年を266店舗、売上高1億9000万ドルで終えました。
「当社は早い段階で犬の宿泊部門にチャンスがあることに気付き、チャイルドケア分野を模倣することで、デイケア、運動、社交性や遊び場での一般的なトレーニングがあたえる健康効果を中心にブランドを再構築しました」とギル氏は述べています。また、ギル氏は同社の継続的な成長戦略の鍵に、ミレニアル世代の女性をコアターゲットに特定したと述べており、こうしたブランドの認知度を高めるシステムとプロセスの構築がドッグトピアの平均ユニットの売上げ高を57 万ドルから 95万 6,151ドルに改善する上で大きな役割を果たしたと指摘しています。
第29位:Wingstop(ウィングストップ)
昨年ランキングから外れたチキン専門ファーストフード店ウィングストップは今年復活し、同ランキングに11回目の登場を果たしました。ダラスを拠点とするウィングストップは、2021年から2023年にかけてシステム全体の売上高が48.5%増加し、34億8000万ドルに達しました。3年間で店舗数は27.9%増加し、2,214店舗です。CEOのマイケル・スキップワース氏は、昨年のブランドの2023年の業績に関する声明で、ブランド史上最高の年だったと述べました。また2023年単体で255の新規ユニットが開発され、これは13%増でした。
第33位:Escapology(エスケーポロジー)
没入型脱出ゲーム体験を提供するエスケーポロジーは、2021年から2023年にかけて売上高が85.7%、ユニット数が38.2%増加し、同ランキングに初登場です。2023年は76ユニット、4,300万ドルの売上で終了しました。
エスケーポロジーは2014年にスタートし、2016年にフランチャイズを開始。同社は現在、30州以上と8か国に80以上の店舗を持っています。ワーナー・ブラザーズやパラマウントなどのライセンスコンテンツが追加されたことで、より子供層にアピールしやすくなったと同社CEOのバートン・へイス氏は述べています。またへイス氏は、同社が依然として認知度向上に苦戦し続けながらも、顧客の再来率は高いと述べています。
*この記事の全文オリジナルは、Franchise Times(英語版)
Franchise Times Fast & Serious 2025 をご覧ください。
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