「エボルーションストア」と名付け、2019年3月から7-イレブンがスタートしたテストレストラン8ユニットが実績を上げてきた結果を受けて、同コンビニチェーンジャイアントはさらにレストラン計画をスピードアップしています。
7-イレブンはQSR(クイックサービスレストラン)のセグメントにチャンスありと判断し、2021年中だけで全米に150レストランをオープンする予定です。フランチャイズタイムズ選考によるトップFC400中2位にランク入りしていますが、売上額が前年比3.1%増の$918億ドルに達した大きな理由の一つがこのエボルーションストアにあると7-イレブンのトップは考えています。
2018年に1000ユニットの他コンビニを買収した際に最初のレストランブランド「Laredo Taco Company」も買収しています。同ブランドの新店舗5ユニットをシカゴにオープン予定です。テキサス、コロラド、フロリダ、オクラホマ、サンディエゴ、ワシントンDCには既に進出済みです。
それに加え2021年4月に2レストランブランドRaise the Roost Chicken & BiscuitsとParlor Pizzaを1箇所にオープンする画期的なプロジェクトをスタートしました。Parlor Pizzaは注文後にハンドトスで作るメイドーダーのピザ店です。コンビニとは似ても似つかない高品質の食材提供に徹する方針です。
NYマンハッタンにオープンしたRaise the Roostにはジャズビデオが流され、タイムスクエア店はエレクトロニックビルボードを店頭に飾る印象的な店に仕上がっています。2021年5月にクローズしたスピードウエイ買収(買収額210億ドル)の結果、7-イレブンは全米36州3,800 店舗を手中に収め、今や7-イレブンの北米店舗数は14,000です。7-イレブンによるQSRレストランの開発拡大が急ピッチで進むと予想されます。