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Franchise Times Staff

テキサスロードハウスのズームセミナーを終えて

March 18, 2021
ズームミーティング中の1シーン、右上はメインプレゼンターの一人、藤田一郎(IFI社長)

米国で話題の庶民向けステーキチェーン「テキサスロードハウス」のズームプレゼンテーションが3月17日(日本時間)に開催されました。

Texas RoadhouseI. Fujita International  による主催、 Access Link ならびにフランチャイズタイムズのサポートを受け、参加企業20社+、出席者30名から熱心な質問が多くポスティングされ、1時間半を越える熱のこもったミーティングになりました。


最大の注目はイートインの従来型ステーキハウスがなぜパンデミック中でも閉店することなく売り上げを落とさなかったのか、というポイントでした。ステーキディナー$11の価格で170グラムのハンドカットステーキ+自家製のサイドディッシュ2品+食べ放題の’焼きたてのパン付きというメニューが参加者の度肝を抜きました。流石に海外店舗では$18前後に設定されていますが、値段と品質、ボリュームがあまりにもアンバランスなのです。本部は600店舗プラスのスケールを活かし年間500億円相当の牛肉を購入するため他業者よりはるかに安く仕入れることが可能なのです。

テキサスロードハウスから出席した(上から)ヒューキャロル海外担当総責任者、クリスコルソン法務担当副社長、ジョーファルツグラフ海外マーケティング上級マネジャーの3名


パンはすべて店内で準備するのですが、何と5分刻みに焼く方針を徹底しており、その美味しさは競合の誰も真似できないほどのレベルとのこと。ハンドカットについても参加者の質問が集中しましたが、10日間の研修でマスターできるカリキュラムです。食材コスト、人件費コストは合わせて60%かそれ以下に抑えています。


一番の関心事はパンデミック中に売上を落とさなかった理由です。理由は2つ、アジア圏でコロナ問題が先に発生していたので本部はいち早く問題を察知し、さらにはアジアでの経験を活かし、他のどのレストランよりも早くコロナ対策を打ち出せたからです。もう一つは、本部から加盟店に対して提供された献身的で詳細を極めたサポートでした。本部のトップたちは1年分の給与を返上し、従業員たちへの救済に回したというアメリカでは考えられないようなサポートを実施していました。


注:本記事やズームセミナーの詳細を知りたい方は藤田一郎 Ichiro@ifujita.com まで連絡

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