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アメリカのミレニアル世代は魚介類に注目している

October 28, 2024

アメリカでは10月は全国シーフード月間です。と言っても世間一般に広まっている実感はありませんが、ファーストフード業界のウェブメディアQSR誌によると、アメリカで最も古い産業のひとつである水産業を称えるため、30年以上前に米国議会が定めたのがシーフード月間だと伝えています。

QSR誌によると、水産業は100万人以上の雇用を支え、毎年1,000億ドル以上のGDPに貢献しています。また、シーフードはヘルシーなタンパク質で、消費者や環境に対して他のタンパク源よりもサステナブルであることから、ミレニアル世代を中心に益々需要が高まっているとのことです。

業界団体GAPP(GenuineAlaska Pollock Producers)による最近の調査によると、ミレニアル世代はシーフード、特に白身魚の代表格ともいえる天然のアラスカ・ポロック(すけそうだら)に注目しているということです。2024年現在、ミレニアル世代の70%が、天然のアラスカ産すけそうだらを認識しており、65%が好意的な意見を持っていると回答しています。また、この認知度や好感度の高まりの原動力のひとつには、ミレニアル世代がサステナビリティやトレーサビリティを重要視している現状があり、そのうち74%が魚製品を購入する際に持続可能性が重要であると回答しています。

日本でもお馴染みのマクドナルドのフィレオフィッシュのようなフィッシュサンドは、アメリカの主なバーガーチェーンでは固定メニューまたは期間限定メニューとして親しまれています。

チキン、ビーフの選択肢に並ぶ、シュリンプも今やフルサービスのレストランだけでなく、ファーストフードチェーンでも選べるようになりました。ヘルシーなカフェメニューを提供するQSRブランドModern Market Eatery(モダン・マーケット・イータリー)ではこれまで人気だったサーモンやツナといったシーフードに加え、今年の夏はシュリンプをメニューに追加しました。また、サラダのQSRブランドJust Salad(ジャスト・サラダ)がこの夏メニューに追加した天然シュリンプは引き続き、秋メニューにも登場します。

情報元:

Millennials Want More Seafood and Restaurants Must Capitalize this October (QSR)

12 Best Fast Food Fish Sandwiches To Try in 2024 (Cozymeal)

Modern Market Eatery Adds Shrimp to Summer Menu (QSR)

Just Salad’s Fall Menu Arrives in Stores (QSR)

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