ビデオゲームと人生スキルをブレンドさせるEスポーツフランチャイズに注目

Eスポーツの人気が記録的なペースで広がっている。他人がやるビデオゲームを自分たちの子供がウオッチすることに批判的な両が多いのは理解できるが、最近はその考えを多少改める傾向にある。ちなみにEスポーツ市場は2019年の6億9000万ドルから2026年には 3倍に成長すると予測されている。

1日中ビデオゲームに興じるのは時間の浪費と考える大人たちは今も大勢いる。しかし、新たに登場したXP LeagueはEスポーツが青少年の様々な発達に貢献できるという意味で注目を浴びている。 空いた時間にFortnite や Overwatch（人気のビデオゲームのタイトル）をプレイ練習するのとサッカーボールをガレージの壁に向かって蹴るのと「何が違うの？」という議論になるであろう。

「ビデオゲームのスクリーンタイムは一様ではない。目的とチャレンジの意思を持つスクリーンタイムは子供達にとって非常に有益だ。」と熱弁するのはXP Leagueの共同創立者ジェイ・メラメッドCEOである。メラメッドCEOは2020 年4月にXP Leagueを創立した。1年足らずで全米に22ロケーション（すべてフランチャイズ）オープン済みで、さらに5ロケーションが工事中と急速にビジネスを拡大してきた。

「初期投資は低く運営コストも本当に少額で済むビジネスモデルです。各加盟店がリーグコミッショナーになります。パッケージ化したビジネスモデルを本部が提供するので加盟店は短時間で事業を軌道に乗せることができ、しかも長年のゲーミング経験などは不要です。Eスポーツのエキスパートである必要はありません。」とメラメッドCEOは続ける。

XP Leagueの初期投資は $32,800〜 $68,660、加盟店は空いているスペース（コミュニティセンターや事務所のアイドルタイム）を探しセッティングする。利用者が帰った後のシェアオフィスを利用する方法もある。Eスポーツは使われなくなったスペースにぴったりなのだ。

XP Leagueの重要なコンセプトは夢中でビデオゲームをやり続けることではない。チーム精神を経験する絶好のチャンスを提供するとメラメッドCEOは説明する。サッカー、野球、バスケットボールをやる代わりにXP Leagueでリーダーの教えを学び、コーチングやチームメートとの協力活動などをデジタルのスクリーン画像を通して学ぶだけの違いだという。ビデオゲームを野球やサッカーに例えると失笑する親たちがいるだろうということは十分に理解している。

XP Leagueに参加する子供達の例を挙げながら「スポーツに全然興味のない子供たちもいる事実を忘れないで欲しい。それでもチームスポーツで学ぶフォーメーションやコーチと生徒の師弟関係に興味を持っている子供達なのです。」とメラメッドCEOはインタビューに答えている。ビデオゲーム経験を通して子供達はポジティブで教育的な経験を積むことができるのである。

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