フランチャイズニュース

BY CALLIE EVERGREEN

警官によるジョージフロイド殺害の起きたミネソタで黒人加盟店オーナーはどう対応したのか?

Black Franchisee in Minnesota Speaks Out on George Floyd Protests, How Businesses Should Respond

June 5, 2020
人種差別を許す会社があるとも思えないが、ステートメントを改めて発表する必要がないくらい明白なことだと思う。何を言おうかと考えている暇があったら、さっさとアクションを取れ、と言いたいです。...ジャスティン・バトラー

ジャスティン・バトラーはミネソタ州でダックドーナツリタイタリアンアイスの2ブランドを運営する加盟店オーナーだ。2018年、コロナウイルスの大きな被害を受けたウッドベリー市に店をオープンしていた。去年比で売り上げは38%まで落ち込んだ。

そして5月25日、ジョージ・フロイドの衝撃的な事件が発生した。$20の偽造紙幣を出した疑いでフロイド氏は逮捕され、手錠をかけられうつ伏せにさせられたまデレック・ショビン元警官の膝を首に8分以上押し付けられ死亡した事件である。その衝撃的なビデオがにより抗議デモが全米、そして全世界で実行され、それは今もなお継続されている。一部には暴動まで発展し、500以上の店や建物が破壊された。少なくとも67の建築物が焼失した。

暴動が起きたセントポール市はいわばショッピングのハブとも言うべきエリアで、ウッドベリー市から9マイルの近距離だ。店が破壊されているニュースを見た従業員たちは激しく動揺し、どうしたらいいのかとバトラーに聞いた。「フライヤーをシャットオフして直ぐ帰宅してくれ。機材は取替えできるが、君たちの取替えはできないから。」と伝え、直ちに店を閉めた。後に、スタッフはバトラーの思いやりのある言葉と決断に感謝し、一方バトラーズは店のことを心配する従業員に深く感謝することになった。

人種差別に対する会社方針

人種差別に対するバトラーの見解は明快だ。「人種差別を許す会社があるとも思えないが、ステートメントを改めて発表する必要がないくらい明白なことだと思う。何を言おうかと考えている暇があったら、さっさとアクションを取れ、と言いたいです。」と述べている。アクションとは何か?店の地理的位置を考慮し、営業時間を調整する必要があるかもしれない。従業員と客双方に交通の便があるかどうか。さらに雇用方針も見直しをした方がいいとバトラーは言う。表面的には異なる人種や違う背景の人達に対して同じ接し方、対応で済むと考えがちだが、実際は違う。あからさまな人種差別をする人は論外ですが、一部の人種や階級の人達により大きなインパクトや負担、ストレスがかかっていることを考え抜いた上でスタッフにも客にも対応していくことが重要です。」とバトラーは考え、実行している。

200+店舗のダックドーナツチェーン

今、全米で200+のダックドーナツ店が営業中だ。初期投資は$348,350 – $568,000。チェーンがさらに拡大していくとき、1つのコミュニティに限らず黒人コミュニティ、アジア系、ヒスパニック系、白人系、そして様々に混じり合った多様なコミュニティで同チェーンがオープンしていくのがバトラーの見果てぬ夢なのだ。来週中に黒人加盟店オーナーの特集を組む予定なので期待いただきたい。

ダックドーナツは注文を受けてから作るドーナツだから美味い!


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