今年2月、チキンサラダチック150店舗目がルイジアナ州バトンルージュ市にグランドオープンした。最初の来店客100人には1年間チキンサラダが無料という特典付きだ。創立者のステイシー・ブラウンは挨拶のたびに涙を流す。チキンサラダの宅配から始まりここまで来たという実感で胸がいっぱいになるという。無理もない、離婚、無職、3人の子供たち。2008年、これがチキンサラダチックのスタートポイントだった。
スタートから 2年後にフランチャイズを始めたのだが、ビジネスパートナーになった元夫のケビンが大腸癌を発症する。この時、2人は初めて外部の投資家を頼った。ケビンは 2015年に40歳の若さで亡くなったが、 Eagle Merchant Partnersの資本援助のもとスコット・デビネイ CEOが参加し、様々な改善を実施した。その結果、店舗の平均年商は $900.000から$1.2ミリオンへと増大、開業店舗数 32に拡大、そして現在 150店舗(正確には 157店舗が操業中)の基盤が完成した。
Brentwood Aoosciatesからの資本誘致に成功、 100店舗達成や他の先行基準を満たした結果、同フランチャイズは Fフランチャイズタイムズよる「 2020年度ディール・オブ・ザイヤー」の1社に選ばれた。では、チキンサラダチックが成功した主な理由は何だったのか?
万人のためのチキンサラダを提供
1種類のチキンサラダメニューから始まったのだが、人々の嗜好は様々だ。フルーツ好きもいればナッツ好きもいる。メニュー数は一気に増えたが、万人のためのチキンサラダ、アメリカ一のチキンサラダを目指した。イートインのメニューと非常に充実したケータリングメニューの2通りを用意、店舗外の収入もしっかり確保した。もちろん、看板メニューに代表されるチキンサラダの独自性と美味さが第一の決め手となったことは間違いない。