米国フランチャイズタイムズのレポーター4名が共同チームを編成し、10カテゴリーのトップフランチャイズを選びました。有望株を決める選考基準は投資効率の良さ、要するに収益の高さを第一要因にしました。10部門の内訳はスナック、ペット、ヘルシーフード、クリーニング、チキンメニュー、ランドスケープ関連、メキシカン、車両サービス、エステ&マッサージ、カフェです。今日ご紹介する一番バッターはスナック部門(Indulge Me)で1位を獲得したダックドーナツです。
フランチャイズタイムズが選ぶFC本部賞スナック部門
1位:ダックトーナッツ Duck Donuts
ダックトーナッツは注文を受けてからトッピングするドーナツショップです。トッピングは百種類を軽く超え、美味しさとバラエティの豊富さは誰にも負けないと加盟店は高評価を与えています。財務情報を一般開示しているので、フランチャイズ投資を考える候補者には貴重な参考情報です。2019年の店舗平均売上(年間)は$503,976 、食材原価は27%、人件費27 %です。店舗の成長率にも勢いがあり、新規オープン数は25(2017)、23( 2018)、 10( 2019)でした。2013年に創立、現在の店舗数は100 余り、将来的に大きな伸びしろを残しています。
優位点
メニュー並びにブランドポジション的に1日中アピールする要素を備えているので、従来型の朝だけの需要に終わらない広がりを持っています。加盟店同士のコミュニケーションが活発に行われ、多店舗の成功例をすぐに共有できる強みがあります。
注意点
未だ新規フランチャイズの段階で未熟なところがあり、特に加盟店サポートと研修をブラッシュアップする必要があります。加盟店自身がオペレーションの多くを積極的に学ぶ姿勢を持ち、ブランド開発にも深く関与することが要請されるでしょう。