別名「フィリピンのマクドナルド」と評されるジョリビー(Jollibee)がアメリカ上陸を果たしたのは1998年に遡ります。蜂をモチーフにした漫画チックなロゴ、甘い味のフィリピンスパゲティとフライドチキンで人気を博し、当時はジョリビー旋風が起きたほどでした。
しかし、当初ジョリビーが目指していたのはフィリピン移民とフィリピン系アメリカ人にふるさとのファーストフードを提供することにあり、そのためフランチャイズ化は彼らの経営戦略に含まれていませんでした。ジョリビーが本国フィリピンでスタートしたのは1975年、フランチャイズ化は1979年なので、研修や加盟店サポートを含むフランチャイズ本部経験は元々十二分にあったと想定できます。
一方、ジョリビーのブランド名が一般アメリカ人消費者に浸透した結果、現在アメリカ国内72店舗、カナダ28店舗(世界の店舗数は1,300)まで成長しています。ジョリビーはアメリカのメインストリームに受け入れられ始めたのです。全米展開するための最も有効な手段がフランチャイズとされるアメリカです。ジョリビーがフランチャイズ化をスタートすると発表したのは今年6月、1号店オープンから実に約25年後の決断でした。
同ブランドの特色はアメリカ人好みのバーガー、フライドチキンにフィリピン向けメニューを加えている点にあり、ピーチマンゴーパイとジョリービーを代表するメニューになったフィリピンフレーバーのスパゲティが人気トップを誇ります。新メニューにビスケットやマカロニチーズを加えることでさらに米国色を強めていく方針です。
フランチャイズ初期投資額は$450,000~$800,000と手頃な入り口です。ジョリビー経営陣は5年もしくは7年以内に北米500店舗達成を目標にしています。
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