フランチャイズニュース

Callie Evergreen, Beth Ewen, Laura Michaels, Nicholas Upton

カフェ部門のトップはScooter’s Coffee 米国フランチャイズタイムズが選ぶ「今投資すべき有望FCトップ10」

米国フランチャイズタイムズのレポーター4名が共同チームを編成し、10カテゴリーのトップフランチャイズを選びました。有望株を決める選考基準は投資効率の良さ、要するに収益の高さを第一要因にしました。10部門の内訳はスナック、ペット、ヘルシーフード、クリーニング、チキンメニュー、ランドスケープ関連、メキシカン、車両サービス、エステ&マッサージ、カフェです。今日ご紹介するのはカフェ部門1位のスクーターズコーヒーです。

朝コーヒー市場のシェアを巡って今なお熾烈な競争が繰り広げられる中で着実に頭角を表してきたのがScooter’s です。クーターズコーヒーは極小規模とも言えるキオスク店舗に徹底し、他のファーストフード店やドライブスルー等のどの店よりもさらに短時間でコーヒーをサービスする手法で成功しました。


ネブラスカ州オマハ市を拠点にスタートしたのですが、現在300ロケーション以上を展開中、驚異的なペースで店舗数を拡大中です。毎日飲むコーヒーですから新規客が日々増えていく方向に進み、その中から大勢の加盟店が発生している状況です。キオスクに特化したカフェであること、当然ながら低い初期投資、何よりも初見の客でも2度目には決して忘れない抜群のサービスが際立っています。1加盟店が5、6店舗を所有するケースが多いのです。コーヒーは誰でも用意できるが、それを如何に客にサービスするかで大きな違いが出るもので、スクーターズコーヒーの接客ぶりとリピート率の高さは他に例を見ない素晴らしさという評判です。


スクーターズコーヒーの加盟店オーナーが異口同音に強調するのは立地選定の重要さです。極小スケールの店舗モデルなので交通量の多い交差点やそれに類する場所を選ばないと大きな成功は望めません。ある加盟店のケースでは1号店が開店10ヶ月で売り上げ1億円達成、2店舗目は半年で同額の売り上げに達しています。いずれもコロナ禍の真っ最中のスタートです。FDD(フランチャイズ情報開示書)によりますと、1店舗の平均年商が$473,000と記載されています。初期投資額は$389,900 to $685,900となっています。

アイスコーヒーを甘く感じるのはスクーターズコーヒーのサービスが他競合より優れているからなのか?


優位点

  • キオスクモデルなので最高に効率の良いオペレーションが可能
  • 本部支援が完成しているのでブランド浸透と並行して加盟店の成長を期待できる

注意点

  • 急成長に伴う痛みを予想しておく。急増する売り上げや店舗に対しロジスティックが追いついて行けないジレンマは常に存在する。POSシステムの更新を含め急成長に対応できる様々な進歩改良の部分が未知数。
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