パンデミック前の2019年当時と比べ客数が10倍に増えた州も出るほどだ。Yelp統計によれば2021年5月のイートイン客は370万人だった。これはコロナ以前と比較しても最大級の数字だとYelpは報告している。全州平均で4月46%、5月48%とそれぞれ増えている。州別に見るとアイダホとワイオミングの各州の伸びが著しく1000%(10倍)以上増加した。ネバダ州(+513%t)、デラウエア (+422%)、アラバマ (+386%)、ミシシッピ (+364%)、ハワイ(+335%)、コロラド(+321%)と続く。
注目すべきポイントがある。パンデミック中に人気を集めたコンセプトや店舗モデルが今も継続している事実である。消費者は依然としてパーソナルシェフやデリバリーサービスに強い興味を持ち続けており、2019年と比べ3月には138% 増、さらに5月に189 %へと急増の一途だ。
レストラン経営者側も自信を深めている。今年5月に新規レストランとフードサービス業が6,600増えた。4月に再オープンしたレストランが16,500に達したことも忘れてはならない。再オープンと新規を足すと5月の1ヶ月だけで24,001 がオープンしたことになり、2020年4月以来の最高を記録した。
こうした劇的な成長傾向はパンデミックの最終段階を反映するものとして歓迎されている、同時期の感染者数は1週間で約11,000と激減、ワクチン接種者数は1億5,080万人を超えアメリカ全人口数の45.4%に達した。