フランチャイズニュース

Chloe Arrojado

コンテナを改造してドライブスルー店舗に

The Era of Small-Box Restaurants has arrived

ソーダ飲料チェーンSwig( ユタ州)は3個のコンテナを組み合わせ駐車場でドライブスルーを簡単にオープンした。

パンデミック後のイートインが不透明な状況下でレストラン経営者はレストラン内の食事に伴うリスクを避ける方法を様々に模索せざるを得なくなった。客席スペースを最小限に抑える店舗の選択肢を求めるようになったのは当然の成り行きといえる。今、注目されているのは荷物運搬コンテナを転用するオプションだ。長方形の荷物コンテナは飲食店の代用にぴったりとされ使われる例は以前からあったのだが、このご時世になりひときわ関心が集まっている。コンテナ会社PODSのチップ・コロニア副社長はクライエントがコンテナを保管スペース以外の目的に使いだしたことに注目した。一部のクライエントがコンテナの正面に穴を開け、そこに窓をつけた。ドライブスルー用の窓にうってつけだったのである。

「レストランは普通にコンテナを駐車場に置くものなので、コンテナの反対側で客が注文した食事を簡単に手渡すことができます。客が車で来た時は窓から手渡せます。レストランの中に招き入れる必要がなくなりますね。」とコロニア氏は語る。同社の場合、コンテナをドライブスルーレストランに転用して使っている客はまだ一人だが、今後増えてくると予想している。実を言えば、パンデミック中にも米国軍部の依頼でコロナ患者を収容するコンテナ改造を同社は請け負っていたのだ。収容施設として使うには電気や換気設備を使えるようにしなければならない。こうしてPODS社には新しいプロダクツとノウハウが生まれることになった。

ミシガン州を拠点にするコーヒーブランドBiggy Cofeeもパンデミック発生前からコンテナを利用してドライブスルーの店舗モデルに取り組んでいた。コロナ以降には本格的にコンテナをベースにする店舗を展開する方針を固めている。コンテナユニットは2台のトラックで立地まで運び、クレーンを使って組み立てる。ボルトで固定し電気を引けばなんと48時間後にはコーヒーサービスを開始できる。 ロビー付きのコンテナドライブスルーも登場しており、連日盛況だという。もはや無視できない勢いでコンテナ ベースの小型店舗が広がる見込みだ。ユタ州で誕生したソーダ専門チェーンSwigもコロナ前からドライブスルー店を推進している。「コロナ禍の今、ほとんどのレストランがドライブスルーを切望する状況です。フルスケールの従来レストランが閉鎖を余儀なくされていますので、パーキング場にドライブスルー店舗をオープンしています。」とSwig のチェース・ワードロップ氏は述べている。

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