ビーチサイドのバンガローの一室、あるいはエッフェル塔を眺望するバルコニーで憩いの時間と空間を楽しめたら。エジプトピラミッドを臨むルームでリクライニングチェアでリラックスする選択もある。どこにするかは客の好み次第だが、宿泊費はわずか1泊わずか$50の格安だ、ただし、客が猫だったらの話である。
ハッピーキャットホテルの設備はあくまでも主賓の猫たちのために用意されている。各ルームもテーマ別に分かれており(猫の好みには関係ないと思われるが:訳者)、キティカバーナ、ワイキキティ、コスタリカキティなど様々だ。「枕にシュリンプを入れておくのですが、これがかなり受けています。」と語るのは共同創立者のクリス・ライモだ。妻のメグと一緒に2014年にスタートした。現在、直営の猫専用「ホテル」を2つ操業中だ。午前中にルームクリーニング、午後チェックアウトという風に人が泊まるホテルと同じ経営スタイルにしている。「キティコンシェルジュ」もある。とにかく、一般ホテルと同じように、猫が必要な設備とサービスを完備しているのがハッピーキャットホテルの基本コンセプトなのだ。
デラックスルーム、デラックススイート(猫家族のために)と選択があり、「複数次元のスペース」と呼ぶアムネティも豊富に揃っている。ビデオでもお分かりのように、猫タワー、ジャズにヒントを得たハッピーキャットラウンジ、ピアノキークライムなどなど。宿泊する猫たちに刺激を常に与えることを念頭に置いてプランされている。もちろん、猫たちが引っ掻く楽しみのための専用「猫家具」も至るところに配置されている。猫は気兼ねなく爪を立てることが許されている。24時間のウエブカムは特に飼い主たちに人気がある。
ハッピーキャットホテルのフランチャイズ初期投資額は$158,000〜$460,000、高額投資は50ルームのホテルに該当する。オーナー自身が運営するタイプの経営なので、加盟店オーナーの資金力とビジネス経験が重要な決め手になるとクリス・ライモは述べている。それに加え、動物好きであることが最大ポイントになることは言うまでもない。犬に代わる猫時代がアメリアにも到来しつつあり、獣医さんたちやペット業界のプロフェッショナルからの問い合わせが多いと言う。