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チキンチェーン店だらけのアメリカ その人気の秘密を知るチキンの最新トレンド

Chicken rules the roost with consumers and operators

August 26, 2024

チキンは消費者とレストラン双方にとってお気に入りメニューであり続けているとRESTAURANT BUSINESSが伝えています。

ウィングストップの人気メニュー「クリスピーテンダー」のコンボメニュー

アメリカではチキンを主力メニューとする店がそこかしこにあり、ブランド数も実に豊富です。そして各個人お気に入りのチキンがあり、どこのチキンウイングが好きか、フライドチキンが好きか、日常の話題になったりもします。

レストラン経営を最適化するデータを提供するRevenue Management Solutions(RMS)の調査によると、チキンメニューの中でも消費者に特に人気なのがウィング、テンダー、チキンサンドイッチであると報告されています。また、ファーストフード店で人気なのはChick-fil-A(チックフィレ)が依然トップで、2位がKFC、3位がPopeyes(ポパイズ)となっています。

チキンサンドは定番メニューに

レストランビジネス誌によると、先日、ダラス発のチキンチェーンWingstop(ウィングストップ)が2024年第 2 四半期の既存店売上高が29%も伸びたと報告しました。前述のファーストフード店ランキングにトップ3入りしていない同チェーンでさえ、この売上げ増という事実にチキンがいかに人気メニューであるか推し量ることができます。

2019年にポパイズがチキンサンドイッチでバズり、他のチェーン店も「チキンサンドイッチ戦争」に参画したことで、チキンサンドイッチは定番メニューになりました。その後ウィングストップもチキンサンドイッチを導入し、これが同チェーンの成長を急上昇させました。

世代によって変わる好きな店、好きなメニュー

チェーン店ランキングは世代によって異なるようです。前述のランキングは全体的なものですが、Z世代はKFCよりもマクドナルドを利用し、Raising Cane’s(レイジングケインズ)は最近人気が高まっており、ランキングで5位を獲得しています。ウィングストップはミレニアル世代に人気で、X世代は他の世代よりも頻繁にウェンディーズでチキンを食べているということです。また、どのチキンメニューが好きかというのも世代差があり、全体的にはテンダーがサンドイッチに勝っていますが、年配の世代はチキンサンドを好むそうです。

チキンに欠かせないソースの存在

チキンはレストラン事業者にとってもありがたい商材です。RMSによると、チキンサンドイッチはビーフバーガーよりも最大10%安く製造できる一方で、メニューの価格帯はほぼ同じです。 そして、一年のうち比較的安定的な取引価格を維持でき、健全な利益率を生み出すことができるからです。そのため、レストラン業界でのチキンメニューも前年比17.1%増加しているとのことです。また、チキンメニューの人気を下支えしているのがソースの存在で、より多くの顧客の好みに対応するためにも、さまざまなソースを用意しておくことをRMSがアドバイスしています。

情報元
Chicken rules the roost with consumers and operators (RESTAURANT BUSINESS)

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