フランチャイズニュース

Bret Thorn

ウーバーテクノロジー社が26億5,000万ドルでポストメートを買収

Uber Technologies to buy Postmates for $2.65 billion

July 6, 2020

7月6日、ウーバーテクノロジーはデリバリー会社ポストメートを普通株式8,400万株を発行、26億5,000万ドルでデリバリー会社ポストメートを買収したと7月6日に発表した。その結果、ウーバーイーツとポストメートが統合するという巨大なデリバリーサービスがアメリカに誕生する。

合併後も両社は今までの業務を継続するのだが、それぞれのレストランネットワークと配達サービスのネットワークを合体した形で行うことになり、そのインパクトは極めて大きいものと予測される。元々はウーバーイーツとGrubHubの交渉が先行していたのだが破談となり、今回の合併へと移行した経緯がある。

ウーバーイーツが強みとする「地理的に区別するフォーカスと顧客デモグラフィー」、そしてポストメートが得意とする「地元の小さなチェーン店や専門繁盛店との強い繋がり」を同時に活かせる優位性が生まれると考えられている。さらに、ポストメートの提供する無料の補足デリバリーがウーバーイーツによる生鮮食品類のデリバリーに活きてくると期待される。

「我々の仕事は単に食品の配達に限定されるものではなく、地域経済の活性化に大きな役割を果たすべきだ、という点でウーバーイーツとポストメートは共通認識をずっと持っていました。その重要性はコロナパンデミックでさらに増したと考えています。」とウーバーのダーラ・コスローシャーCEOは合併のプレスレリースで述べている。

ポストメートの共同創立者兼CEOのバスチャン・リーマン氏は「この合併により欲しいものを誰もが配達してもらえることが可能になります。これこそが我々が掲げてきた目標なのです。」とインタビューに答えている。

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