フランチャイズニュース

ベトナムサンドイッチ、バインミーがアメリカ西部を中心に全米に拡大中

Vietnamese Flavors Shine at Emerging Restaurant Franchise Bun Mee

November 14, 2024

幼い頃にベトナムから両親に連れられてアメリカにやってきたデニス・トラン氏は弁護士のキャリアを捨て、バインミーサンドイッチ店をサンフランシスコで始めました。

店名はバインミーをもじった❝バンミー❞

バインミーは一般的にフランスパンに肉や野菜、パクチーを挟んだサンドイッチで、フォーに並ぶベトナムを代表する料理です。パンに何を挟むかはカスタマイズの幅が広く、トラン氏が創業したBUN MEE(バンミー)の定番バインミーには、グリルした豚肉、パテ、野菜、ガーリックマヨネーズが使われています。

デニス・トラン氏

2008年にニューヨークに住んでいたトラン氏によると、当時バインミーは今のようにランチタイムに話題に上るような存在ではなく、「これは素晴らしいビジネスチャンスだ」と思ったと言います。2011年サンフランシスコに1店舗目をオープンし、それ以来メニューは進化しています。開店当初はイワシのサンドイッチなどベトナム独特のサンドイッチを多く取り揃えていましたが、顧客には受け入れられませんでした。彼女は現在サラダメニューにも力を入れており、「アジア料理やベトナム料理は炭水化物の多いメニューが多いですが、私たちはサラダに力を入れたいと思っています」とコメントしています。

バンミーはサンフランシスコに4つの直営店があり、そのうち2つは空港内にあり、最近フランチャイズを開始しました。2023年の平均販売数量は94万6000ドルで、前年比での平均成長率は24%弱でした。バンミーのフランチャイズを開業するために必要な最低投資額は41万6000ドルです。

80年代にスタートしたバインミー店もフランチャイズを開始

バインミーで成功しているベトナム系アメリカ人の事例は他にもあります。サンフランシスコに程近いサンノゼに渡ったリー家は1981年に一台のケータリングトラックからスタートし、その後北カリフォルニア最大級のケータリング会社を設立。1983年、ケータリングトラックでバインミーの販売を開始し、地元の人たちに受け入れられると、Lee’s Sandwiches(リーズ・サンドイッチ)と名付けた常設店舗をオープン。2001年にはバインミー以外にもヨーロッパ系サンドイッチやベトナムコーヒーなどメニューの幅を広げました。これが功を奏し、北カリフォルニア、南カリフォルニア、アリゾナ、テキサス、オクラホマにも拡大し、現在では全米に60店舗以上を展開しており、この先も拡大していく予定です。

リーズ・サンドイッチでは複数タイプのフランチャイズを提供しており、バゲット工場のフランチャイズからモールやフードコートエリアに入居する小規模なユニットなどです。生産工場なしの店舗の投資額は、通常の路面店の場合(27坪〜83坪)で推定初期投資額は30万6,390ドルから85万9,930ドルの範囲で、加盟金が5万ドル。モールユニットの推定初期投資額は19万5,890ドルから40万8,430ドルの範囲で、加盟金は3万5,000ドルです。

その他の情報元

How Bun Mee plans to become the ‘Shake Shack of Vietnamese sandwiches’  (Nation's Restaurant News)

Bun Mee https://bunmee.co/

Lee's Sandwiches https://leesandwiches.com

米国進出、日米FCビジネスにご興味がある方は、
I. Fujita International, Inc( ichiro@ifujita.com )までお問合せ下さい。

ホームに戻る