Mr. Charlie’s Told Me So(ミスター・チャーリーズ・トールド・ミー・ソー)の共同創業者テイラー・マッキノン氏にとって、ヴィーガンコンセプトで社会的ミッション重視のレストランをロサンゼルスにオープンさせたのには、個人的な理由があります。
2022年にアーロン・ハクストン氏と同社を立ち上げる約10年前、マッキノン氏はロサンゼルスでホームレスになり、ドリームセンターという施設で社会復帰に向けリハビリをしていました。そしてチャンスがあれば、施設の人たちが自分を助けてくれたように他の人を助け、コミュニティに恩返しをしたいと考えていました。
「過去の恩返しをするため、私が暮らしたドリームセンターとパートナとなり、回復訓練中の人たちだけを雇用する、プラントベースの食事を独自のやり方で提供するレストランをつくりました」とマッキノン氏は語ります。
ユニークな店名は、ロサンゼルスのロックバンド、グレイトフル・デッドの曲「ミスター・チャーリー」の歌詞、「ミスター・チャーリーがそう言ったから」の一節に由来しています。鮮やかな赤と黄色のブランドカラーはファンからヴィーガン・マクドナルドとも呼ばれ、「ミスター・フラウニー」というバーガーセットには、“ノット・チキンナゲット”、フライドポテト、ドリンクが付いてきます。
ミスター・チャーリーズは現在、ロサンゼルス、サンフランシスコ、オーストラリアのシドニーに合計4店舗を展開しており、10月23日にCarma HoldCo(カルマ・ホールド・コ)が同社に投資したことを発表しました。マッキノン氏は「利益よりも人々を本当にサポートするレストランを作ったらどうなるでしょうか?それを現実にし、実際にうまくいきました」と話します。カルマ・ホールド・コは、ボクサーのマイク・タイソンのカナビスブランドTyson2.0(タイソン2.0)、グラミー賞受賞アーティストFuture(フューチャー)のカナビス会社Evol(イヴォル)、レスラーのリック・フレアーのエナジードリンクブランドWooooo Energy(ウーエナジー) の親会社です。カルマ・ホールド・コCEOのアダム・ウィルクス氏は、タイソン2.0は 19 ヶ国で展開しており、ミスター・チャーリーズでもそれが可能だと述べています。
リサーチ会社のMarketsandMarkets(マーケッツアンドマーケッツ)によると、ヴィーガン食品市場は来年までに世界中で780 億ドル近くに達する可能性があるとしています。ミスター・チャーリーズでは同様の精神を持ち、コミュニティへの関与に情熱を傾けるフランチャイズ店を探しています。マッキノン氏は、フランチャイズが拡大しても社会貢献はフランチャイズの核であり続けるだろうと語りました。「本当に数え切れないほどの何十万人もの人たちが、店に来て苦労して稼いだお金を使うだけでなく、何時間もかけてビデオを編集し、インターネットにアップして宣伝し、支持してくれています」。
*この記事の全文オリジナルは、Franchise Times(英語版)
‘Vegan McDonald’s’ Prepares to Franchise With New Investor をご覧ください。
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