Xポネンシャルフィットネスは2017 年にクラブフィットネス買収を皮切りに、サイクル、ストレッチ、ロウイング、ヨガ、ダンス、バレー、ランニングにフォーカスするブティークフィットネスを次々に取得し8ブランドを展開するメガフランチャイズ本部へと成長した。しかし、奇妙なことに、アンソニー・ギスラーCEOは自身がLA ボクシングフランチャイズのオーナーだったにも関わらず、さらにはボクシングフィットネスが人気があるにも関わらず、これまで興味を示さなかった。
「ボクシングフィットネスはやり尽くした感があって、もういいかと正直思っていました。」とギスラーCEOは答えている。しかし、ボクシングフィットネスが拡大を続ける現実を前にしてランブル買収に踏み切ったのである。Xポネンシャルにとって9番目となるランブル は45分、10ラウンドに匹敵する体力強化とコンディショニングで構成される。水を満たしたサンドバッグを叩くワークアウウトを主体にする。ランブルがスタートしたのは2017年ニューヨーク、現在はロスアンゼルス、ワシントンDC、フィラデルフィア、サンフランシスコ、パロアルトにも進出している。その結果、現在Xポネンシャルフィットネスが擁するブランドはClub Pilates、CycleBar、StretchLab、Row House、Yoga Six、AKT、Pure Barre、 Stride、そしてRumbleの9ブランドになった。
コロナパンデミック勃発に遭遇し、最初の段階ではXポネンシャル全体で一時的に数百のスタジオ閉鎖に追い込まれた時もあったが、廃業スタジオは1つもなくすべて再開された。2020年だけで 250スタジオを新規オープンしている。なお、9ブランド中クラブピラテスのみが日本に進出済みだ。